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DOMMUNE出演を終えて [DJ / CLUB]

3月30日火曜日、DOMMUNEでの出演を果たしてきました。
現場に遊びに来てくれた方々、USTREAMでご覧いただいた方々、ありがうとございました!
なんかあっという間に過ぎ去った3時間でした。

当初宇川くんからは4月出演って話をもらってたんだけど、3月28日の夕方に明後日30日火曜でどうですか?って電話が。
やけに急な話だなって思ったんだけど、この日はCRASSという80年代ハードコアパンクバンドと彼らのレーベルに関するトークショウの予定だから相性が合うんじゃないかということで。

使用機材を聞かれたんですが、DOMMUNEはPowered by CDJ-2000と銘打ってるので、ここはもちろんCDJ-2000で。
しかも折角なので「rekordbox」というCDJ-2000付属の楽曲管理ソフトを使って、USBメモリ1本でプレイするという、CDJ-2000ならではの機能を活かしたショウケース的な形でもやりたいって事を伝えると「マジで!そういう画を撮りたいんだよね!」と喜んでもらえました。

で、日曜の夜自宅に戻ってPioneerのサイトからrekorboxをダウンロード&インストールしてみると、シリアルナンバー入れろって言われる…
何これ!? CDJ-2000買った人でないと使えないの??
自分で持ってなくてもCDJ-2000置いてあるクラブで使えるように、こういうのって普及の為にもフリーにすべきじゃないの?とは思ったけど(後で今後はフリーになるかもって話も聞きました)、仕方ないので宇川くんにPioneerさんからプロモーション用のシリアルもらえないか聞いてみました。何たってDOMMUNEは前述の通りPowered by CDJ-2000というPioneerのプロモーションの場でもあるわけですから。
で、めでたくシリアルを送ってもらったのが29日の夕方だったんだけど、この日は夜遅くまで外出してたので、実際仕込みにかかったのが当日である30日。

行った作業は現在現場に持っていってるケースのCD全部を、1枚ずつプレイリストにしていくこと。
もともとCDに焼く時はiTunesで1枚ごとのプレイリストを作ってたし、そのプレイリストも数年分全部保存してあるので、簡単にコピー終了。
WAVファイルもiTunesのプレイリスト上でアーティスト名やタイトル、アルバム名等を入れておいてあったので、それらの情報もしっかり受け取るし、mp3ファイルからはジャケット画像も自動にインポートしてCDJ-2000で表示する小型の80x80サイズに自動変換。
ただし全部で一気に1,000曲とかあるので、波形を解析する作業が結構かかってました。
で次は、ホットキューとかの設定はこの際いいんで、これらの曲を実際のプレイ中にブラウズする手段を考えねば。

普段ボクは、1枚のCDに入りきる数の曲(大体10曲前後になります)を入れて、同じCDを2枚作ってCDケースに並べています。
2枚作るのは、同じCD内に入ってる曲を連続してプレイできるようにする為とバックアップも兼ねて。
そのうち1枚の方にアーティスト名、曲名、レーベル等を書いたトラックリストをプリントアウトした紙を入れてます。
で、その紙の各曲にはユル目→ハード目に向けて①、①+、②-、②、②+、③-、③といったように自分の感覚でレベル分けした数字を書いて、その横にはその曲に対する簡単なコメントを書き込んでます。
数字のレベル表示に関してはrekordboxでの5段階のレートに置き換えればいいかなって思ったんですが、コメントに関してはいかんともし難い。
今後使っていくうちに、ヴァイナルからCDにシフトしたように、慣れと共にこの辺の感覚もシフトすることができたとしても、今から数時間後に3時間プレイに対応できる程切り替えることはできないなと思い、今回に関してはとりあえずCDケースも持っていき、従来通りそれを見ながら曲を探し、それを元に実際の曲のローディングはCDJ-2000のプレイリストで行うという手段でトライすることにしました。両者に全く同じデータがあるわけですから。

DOMMUNEに向かう途中感じてたのは、メタモルフォーゼだろうがageHaのアリーナだろうが全然緊張しないんだけど、今日は緊張するなーってこと。
ボク自身は、現場のサイズが大きくなればなるほど正直気分的には楽なんですよ。しっかりアゲる自信あるし、大人数がアガる時の場の力っていうのが全てをいい方向に持っていくから、例えちょっとしたミスがあってもそれがライブ感としてポジティブに作用します。
しかしDOMMUNEでは現場にいるのは50人限定、多くの人はネットで視聴していて、みんなが一様に熱を帯びた状態にあるわけじゃないから、一挙手一投足がシビアに見られる事になるだろうし、そんな中で初めてのシステムでのプレイに挑戦しようとしてるんだから、これは緊張せずにはいられないなと。

でも行きの途中に「今日は満月でホントにMOON AGEだね!」っていうメールをもらって満月だということに気付かされ、「ひと月に2回満月があるブルームーンていう特別な夜だから絶対うまくいくよ」とも言われてすごく勇気が出たのでした。
月も味方なんだから、こりゃ心配しなくても大丈夫だなって。

DOMMUNEスタジオには20時頃到着。
ホントはうまく選曲作業ができるか少しリハーサルさせてもらおうかと思ってたんですが、ボクの出番前のトークショウの最中はCDJ-2000を使ってるんで、ぶっつけ本番でやることになっちゃいました。
CDJ-2000ではLINK機能により、LANケーブルで2台を接続すれば1つのUSBメモリ内の曲を両方のプレイヤーで共有できるんですが、とりあえず最初に1台だけの状態で音出しちゃってから2台目繋げたので、実際にプレイ中にLINKしてくれるのかちょっと心配だったんだけど、難なく成功。

プレイを始めてからは、あっという間の3時間終了でした。
懸念の選曲作業も問題なし。
たまについクセで曲が終わった方のCDのイジェクトボタン押しちゃって何も出て来ないってこともありましたが(笑)
選曲の際、rekordboxで既に波形の解析が終わってるんで、読み込んだら即座に波形が表示されて気持ちいい!すぐに再生してミックス作業にかかれます。
一度プレイした曲は曲名の左側のマークが緑色になるので、今までCDだと「この曲かけたっけ?」って迷うことがあったりしましたが、CDJ-2000では無問題。

いつもなら3時間やる時なら大体1回はトイレに行きたくなるんですが、結構飲んでた割には1度もトイレに行かず。
それだけ集中してやれたって事ですね。

しかもDOMMUNEでは全曲をJASRACに申請して使用料を支払うということなので、セットリストの提出を義務付けられてるんですが、これもrekordboxがHISTORYとしてプレイ順に記録してくれるので楽勝!

終了直後、先日DAMMUNE(DOMMUNEのオマージュ放送)でプレイしたTKDに「どうだった?50人のクラブでプレイした感じだった?3,500人のクラブだった?」と聞かれました。

いい質問です。

現場でプレイしてる感覚で言えば、そりゃ50人のクラブですよ。
目の前にいるのが50人である以上は、ブースにいて直に受け取れる熱も50人のものであって、3,500人の大箱でのプレイではなかった。
情報としては3,500人見てるって聞かされても、それが実際にこちらから見えてるわけじゃないんで。
でも単に50人の小箱でやってたのとは全く違う感覚。

言うなれば

3,500人の小箱

でのプレイだったって感じ。

ボクは以前TwitterでDOMMUNEのようなシチュエーションでのDJプレイに関して、「いい俳優はブルーバックの前でも入り込んだ演技ができるように、経験を積んだDJは自分の選曲による情景がしっかりイメージできます。」と書きました。
これは今でもその通りだと思います。
でも現場で実際に行われるコール&レスポンス的なパフォーマンスが可能かというと、それはちょっと難しいかと。

プレイしながらタイムラインが見れればなって思いました。
そうしたらもっとオーディエンスの熱を感じることができたかも。
もちろんプレイ中なんで、タイムライン全部を読むことはできませんが、実際現場でプレイしてる時だってオーディエンス各人の声を全部聞き分けることなんてできないし、見えてるのは目の前の人数とその踊りっぷり、そしてまとまって響く雄叫びなんで、ざっとタイムラインを眺めるだけである程度似たようなものを感じ取る事ができると思います。

ネットだと結構ネガティブな声も出がちなんですが、Twitterは匿名性が低いこともあり、これまでのDOMMUNEの放送においてもネガティブなコメントが並んだのを見たことがありません。つまらないと思ったらウインドウを閉じればいい。
それって結局フロアと一緒で、目の前で元気に踊ってる人達は確実に楽しんでるし、つまらないと思ったらフロアを離れればいいだけの事ですから。

でも、タイムラインの確認の有無で、選曲自体に違いが出ることになったかというと、それは何とも言えません。
選曲は実際にその場の雰囲気で決めてることなんで、目の前の50人から受ける熱が3,500人の総意的なものであれば全く同じものでしょうし。

ただ、大箱選曲、小箱選曲があるように、「DOMMUNE選曲」ってのはあるなと。
普段のクラブプレイとは違った要素、サプライズやアカデミックなもの、実験的なものなどを盛り込んだりもするでしょう。
ボクの場合はあまりハード過ぎないって事を心がけ、いつもと違った雰囲気のものも混ぜつつ、しっかりハードな要素も入れてみました。ハードな展開も引っ張り過ぎずに少し戻しつつといった感じで。
でも今のミニマルからすればかなりハード目、昔のボクのイメージで数年ぶりに見た人にはユルくなったって印象でしょうね。
でもこれこそがボクの中で現在進行形でド真ん中のテクノっていうのをプレイしたし、正に先述の「3,500人の小箱」でのプレイだったと自分では思っています。

セットリストは既にできてるんですが、あまりに長くなったので次回のエントリーで発表することにします。

ポイントになるのは、やはりDOMMUNEは週末開催はしないということ。
これを週末にやってしまうとクラブの生態系を壊していまうという、宇川くんの現場を大事にする考え。
リスペクトです!


またしても長々と書いてしまいました…
年度末でお仕事やら飲み会やらで忙しい中だったとは思いますが、たくさんの方々に見ていただいた上に、多くのお褒めの言葉をいただき感謝しております。
ありがとうございました!
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コメント 6

かとうけんそう

dommuneもよかったと思いますが
この文章も落ち着きのある冷静な分析で
素晴らしいと思いました!
by かとうけんそう (2010-04-02 20:02) 

qhey

>かとうけんそうさん
え?けんそうさんですか?
ご無沙汰してます!
ありがとうございます!
by qhey (2010-04-02 21:00) 

NOV

3時間ばっちり楽しまさせていただきました!
タイムラインを見るのとは訳が違いますが、去年Richie HawtinがDJ中の選曲をリアルタイムでTWEETしてました。PCDJなので多分BOTのような物でつぶやいていたようです。
CDJ-2000面白そうですね。使ってみたい!!
by NOV (2010-04-02 22:16) 

qhey

>NOVさん
ありがとうございます!
Richieが使ってるのはTwitter DJというアプリです。
http://www.m-nus.com/Twitter_DJ/

日本語の解説はこちら
http://3sigh.blog52.fc2.com/blog-entry-116.html
by qhey (2010-04-03 14:22) 

RYO

はじめまして。
ブログでとても読みやすい内容で勉強になります。

質問なのですが、CD-Rに曲を書き込む際、使われているCD-Rやお気に入りのものがあれば教えていただけますか?

細かい点で申し訳ないのですが、以前から知りたい事でした。
宜しくお願いします。
by RYO (2010-04-07 02:28) 

qhey

>RYOさん
ありがとうございます。

CD-Rメディアに関しては、THAT'S(太陽誘電)のものを使うというのが随分前から業界標準だと思います。
日本製です。
ボクは白無地のセラミックコートのものをスピンドルで買ってます。
レーベル面が丈夫な上に、マッキーなどのマジックで書き込みするのも具合がいいです。プリンタブルのやつはインクがひっかかって書き辛いし、ペン先もなんか詰まってすぐに書き味が悪くなったりします。

ちなみに製品にする前のマスターCD-Rを作る際も、THAT'Sのマスター用のものを使いますね。高価ですが。
by qhey (2010-04-08 00:53) 

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